>依頼公演について
作品名:大空先生
上演時間:90分 日本語版
おすすめ対象:中学生~大人
あらすじ
桜が咲く頃、大空先生は毎年決まって資料を作る。その名を「気付きの書」と言う。
社会の授業で使う、その資料作りを手伝わされるのは、大空先生に目をつけられた生徒たち。
作業する視聴覚室は先生のアジト。ここでは毎年、たくさんの事件が起きる。
…「犯人」は大空先生だと思う。
…先生に、会いたい。
みどころ
思春期真っ只中の生徒たち。そして大空先生と愉快な仲間たちがもたらす、ハートフル・コメディ。
▼公演履歴
2019年
-7/26 奈良県外教学習会にて
2017年
-6/25 奈良 奈良人権センター
2016年
-6/24.25 大阪 ドーンセンター (初演)
▼感想文
- ・従来の学園ストーリーの演劇では表現されない、在日韓国・朝鮮人の生徒と日本人の教師、級友の心の声を聞けたという手応えがあります。しっかりと若者の思いを据えています。
- ・胸をグサっとつかれます。それが劇団タルオルムの芝居です。そこがいい。海を見下ろすキャンプでの大告白大会会場の観客である我々も参加しているような気持になっていました。
- ・とても考えさせられました。私の周りにもちう先人の友達がいるけれど、心の中で苦しんでいたのではないかと、ふと思いました。私たちでは何気ないことでも傷ついているかもしれない… しかしそうした中でも強く、誇りを持って生きる姿… 心に染みました。
- ・自分の中にある差別にも向き合うことができました。心の中にある小さな誤解から差別へとつながってしまう怖さ。知ることから始めようと思いました。
- ・感動的な劇でした。ほぼ実話だと思うと、たまらなくなりました。日本人は正しい歴史をもっともっと真剣に学ばねばならないです。安部政権は逆行していますが、負けずに進まねばならないです。
- ・今日の舞台を見て何度も涙がこぼれて体が震えました。心の叫びを突きつけられて。今まで関心もなく過ごしてきた自分を反省しています。これからもっと前向きに考え、行動できる自分になりたいと思います。何度でも見たくなるような舞台でした。
- ・魂のふるえる劇を観させていただきました。目の前の生徒に心からよりそう大空先生のお姿は、見習いたいと思いました。教師として、まだまだの自分ですが、明日から頑張ろうというエネルギーをいただきました。生徒にも観させたいと思いました。
- ・ボロボロ泣きました。名前についてのシーンでは、私ならどう思うだろうなと考えながら観ていました。日本人のようになれと親から言われるも、学校での日本人からいじめにあい、どうやってその日本人のようになれという言葉を受け止めたら良いのかと考えました。また、日本人よりできるようになってからやっと天秤にかけてもらえるというセリフもハッとしました。私は、日本人で日本から出たことがないから、平等に見てもらえて当たり前だと思っていたからです。今日気づいたことがたくさんありました。
- ・笑いあり、涙ありの素晴らしい公演でした。民族性やルーツを学生のうちから考えられるのは厚みのある素晴らしい人間性だと思う。もちろん、想像もつかないつらい思いをしていることから我々教員は目を背けずに、子供たちへ伝えるべきだと思った。たくさんの学びのある時間を提供して下さりありがとうございました。
- ・心打たれることが多く、涙が何度かあふれました。コリアンの方たちの心臓の爆音が手に取るように、体で感じられました。日本における差別は、この物語があった30年前よりは、緩和されてきているように思いますが、本当のところはどうなんだろうと何度も考えさせられました。未来の子どもたちにいずれの差別もない社会をつくるために、何ができるか一人ひとりがしっかり考えて、団結しなくてはいけないと思いました。
上演について
・教室や多目的スペース、体育館や野外など、どこででも上演可能です。
・大人なら200名までが適当です。それ以上、または学校公演で体育館など大きな会場での場合は、ピンマイクで対応します)
・会場と観客人数によって、予算が変わりますので、お気軽にご相談下さい。
・依頼は、なるべくお早目に半年前を目安に、最低2か月前にご連絡くだされば助かります。
その他、ご要望やご相談、イベント企画等承ります。
母国語での上演を
劇団タルオルムは、バイリンガル劇団です。在日コリアンの子ども達は、豊かな朝鮮韓国語で、日本の子どもたちは、美しい日本語で、笑い、泣くという経験が、子ども達の心に、素敵な情緒や豊かな感情がきっと芽生えることでしょう。登場人物に感情移入することは、人の心に寄り添うことを教えてくれます。芸術の力が、人々の胸に小さな種をまくと信じています。