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第4回 本公演 ゆらぐ
大阪公演 2008年10月18.19日/東京公演 2009年1月23.24.25日
大阪公演 リバティホール/東京公演 新宿タイニイアリス
総動員数 422名

あらすじ

孫娘-ミカの結婚式に、東京よりおばあちゃんがかけつける。おばあちゃん、母、孫娘と久しぶりに揃った三人。
ミカの友人-ヘソンの提案で、記念写真を撮るのだが、なんだかおばあちゃんの様子がおかしい。
時はたち、1年後1994年大晦日。臨月のミカが、予定を早めて実家に帰ってくる。一方、おばあちゃんは、一人で正月を迎える娘を思い、はるばる神戸へやってくる。三人の同居がはじまるのだが…
次々に失われていく彼女の記憶、そして閉ざされていた若き日の記憶…
海を越え、済州島より渡ってきた、誰も知らなかったハルモニの半生がそこにあった。

みどころ

野外での前編『記憶』そして舞台での後編『ゆらぐ』と、2本で一本の意欲作。
全く異なる作風の2作品が、一つの時空に繋がることで、歴史の重みを見るものに訴えかけた。
韓国チェジュ島でも招聘され、好評を博した。

▼CAST

卞怜奈/姜愛淑/林寛子/洪京枝/浅野崇浩(松竹芸能)/李知子/姜蘇元
金民樹

▼STAFF

作・演出 金民樹

大阪公演
舞台監督/有近勝 舞台美術/三島うに 大道具/アーリー 照明/三島修二
照明オペレーター/越前響子 音響/小野寺博

東京公演
舞台監督/武吉浩二(CQ) 照明/池辺茜(Blue.Blue.) 照明オペ/海老沢美幸
音響/大西博樹

マダン劇指導/ユンミラン(済州 ノリペ ハルラサン) スタイリスト/玄英玉
衣装協力/ブライダル クムガン

▼協力

サウンドスペース アルファ/ビジョン/CAUサプライズ/松竹芸能/May
NEW STAYLE/ノリペ ハルラサン(済州)/朝鮮人強制連行真相調査団
東大阪市立荒本人権文化センター/大阪人権博物館/新宿タイニイアリス
ユンミラン(済州)/尹峰雪/洪祥珍/李性好/夫満壽/金哲義/木場夕子
田中志保/文公輝/西村博子/朴英二/崔順愛/チェサンドン(済州)
鹿田紀代/李明玉/村上尚子/伊地知紀子/金城泰哲/尹千紘/申有貴
宋恵栄/康成淑/高謙一/合田藤太郎/申千玉/金甲年/高崎治郎
ことぶきつかさ/村瀬静/福田泉

▼公演履歴

2009年
  -1/23-25 東京 新宿タイニイアリス
2008年
  -10/18.19 大阪 リバティホール(初演)

▼感想文

  • ・・マダン劇が非常に良かった。当時の植民地支配時代の日本の非人間的で暴力的な様子と、関東大震災の状況がはっきりと表され、強い集中力をもって鑑賞致しました。強烈でした。休憩後の「ゆらぐ」で対照的に「平和で平凡な現代」に時代が変わったのも良かったです。でも、阪神・淡路大震災後の流れが大変良く、特にハルモニの表現部分が最重要なので平凡な現代の所が少々長すぎるように感じました。ハルモニの悲劇的な回想部分などを、もっと深く・長く味わえると、更に魂に訴えかけるのではないでしょうか。それ程ハルモニが素晴らしく、また、すごかったからです。
  • ・・自分が想像していたのと全然違ってて、過去に起こった出来事を知らなければいけない事、その事実を知り前に進む事、そして新しい命の誕生がどれほど素晴らしい事なのか。オモニは自分の命が無くなっても自分の子供だけは守るという強い気持ち、その全てに感動をもらって自分の成長ができ、これからもチョソンサラムとして生きていく強い気持ちを持てたことを感謝します。
  • ・・第1回から見ていますが、昔と比べてエンターテイメント性は多くなった感がしました。今回の演劇は2時間半ほどやっていましたが、もう少し短くしたほうが見てる側もだれないし、伝えたい意図が明確になったと思います。途中これは別にいらないのでは?と思ったシーンも多々あった。
  • ・・前半の中庭があってこその後半の感動があるなぁと思いました。歴史の事実も踏まえながら「今」の在日の姿も伝わる内容でした。最後の「オモニ」の叫び、胸に響きました。ツライ過去、恐ろしい虐殺があったのは事実です。そこから眼をそらさず前向きな未来を築くことができればと思いました。ありがとうございました。
  • ・今年4・24の集会で初めて貴団のマダン劇を知りました。楽しく有意義な演劇形態が気に入りました。「ゆらぐ」は、ハルモニには「マダン劇 記憶」に象徴されるアイデンティティーの原点があるけれども、2世・3世は済州島で「オモニ」と声を出して偲ぶことを通じてアイデンティティーを求めざるをえないような切ない幕切れが印象に残りました。
  • ・・ほんまに泣かせていただきました。言葉にうまくならないのですが。神戸の震災と関東大震災の話がリンクしていて当時の大震災に起こったことが今お生きる私たちにも決して無関係でないことを知ることができて、とても良かったです。何故自分がここにいるのかを、とても感じさせるお話でした。ありがとうございました。
  • ・・お疲れ様です!今回も良かったです。本当に、本当に。「4・24の風」も‘記憶‘を大事にされていて‘タイムスリップ‘することで‘過去‘と‘現在‘をリンクさせていたと思いますが、今回は‘記憶‘そのものを‘現在‘の私たちに、まさに差し迫ったものとして突き付けられたように思います。阪神大震災を経験した私としては、今になってあらゆる文献や記録を読み返してみると、かつての関東大震災の朝鮮人虐殺を想起した在日1世のハルモニがいたと、文章として目にしたことがあり自分が震災に対して‘被害者‘目線でしかいられなかったことを恥ずかしく思ったことがありました。‘あの時‘の記憶がよみがえざるを得ないハルモニのことを、常に胸にとどめておかなければと思います。ハルモニが語りたくない‘記憶‘、その沈黙も今日はとても胸がつまりました。本当に熱演でした。ハルモに役も意外性がありつつ、はまっていました。また、次の公演も楽しみにしております。ありがとうございました。

次回公演は2019年春

旗揚げ13年目に突入しました。
2019年春に、新作を上演します。
この世とあの世の狭間の世界「中天-チュンチョン」を描きます。
ご期待下さい。

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